eternally99 ページ6
ヘリコプターに乗り込み、ハワイの景色を上から見る。あれから15年も経ったんだと考え深くなる。
あんなに辛かった15年前の嵐が
私にとっては何よりも大切で守りたいものになった。
会場が見えてきて、
自分がどれほど幸せか、本当にありがたいなと、感じる。
会場に降り立ち、盛り上がる会場
みんなと目を合わせて、今、この時を、忘れないようにと、大切に、大切に。
コンサートの中盤
ニノちゃんの腰が足が痺れるほど痛くなり、辛そうな彼に寄り添うみんな。
私は何も出来なくて、次の登場までカウントされていく秒数。
どんなに辛くても遠慮をしてしまうニノちゃんに、智くんが、ばし、っと方向性を決める。
たまに見せるリーダーらしさが、男らしいな、と思う。
みんなが立ち上がり、会場に向かい、
私はニノちゃんの手を握って、目を合わせる。
何て言って良いか、分からなくて、側にいるよ。と目で伝える。
その後もニノちゃんに、みんなが寄り添いながら、演出も少し変更しながら、コンサートを盛り上げる。
日が暮れて、コンサートも終盤。
みんなの心が熱く震えているのが、すごく伝わってきて、私も歌いたながら、この15年を思い、涙が出そうになる。
できるだけ、感謝を、
そして、
これからも6人でいることを、
伝えて、願って。誓って。
二日間のコンサートを終える。
みんなで、打ち上げをして、
あっという間に、この時間が過ぎていった。
みんなが、笑って、酔っ払っている姿が、
愛おしいと感じる。
みんなお互いに必要な存在で、守りたいものが同じで、仲間なのか、同志なのか、
言葉で表せられない、私たち。
この時間が、いつまでも、つづきますように。
この関係性が、終わりませんように。
今、幸せでいられることを、
6人でいられていることを、感謝して。
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樹(プロフ) - 常夏さん» 嬉しすぎます。幸せすぎるコメント、本当にありがとうございます。 (2022年1月15日 22時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - 泣きながら読んでます…。大好きですこの作品！！！ (2022年1月1日 23時) (レス) @page46 id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月12日 16時
