eternally118 ページ26
A 「何も、変わらないと思う。
どうにも、なってないと思う。」
今更の問いかけに、戸惑い、私から彼を遠ざける。
翔「そうか、」
今にも涙が流れるんじゃないかと思うくらい、悲しい顔をする翔くん。
A 「私のほうが、遠く感じてる」
翔「俺のこと？」
A 「うん、」
翔「いや、俺は、、」
何かを言いかけた時、ドアが開く
ニノ「おはよ、」
A 「あ、おはよう」
翔「、、っす」
ニノが入ってきて、話が途切れる。
気まずくなって席を立つ
A 「私メイクしてくる〜じゃあまたあとで！」
ニノ「あーい」
部屋を出ようとすると、
翔くんが立ち上がる
翔「まってA、」
私の肩を握って引き留める翔くん、
A 「何、？」
翔「俺が、前に話した、
Aを守るって気持ちに、変わりはないから」
真っ直ぐ訴える。
それは本心なんだと伝わるけど、今の関係性でいる私にそれを言うのは、皮肉だと思った。
A 「翔くん、肩痛い。離して。」
翔「、わるい」
私は部屋を出る。
______________
ニノside
翔ちゃんの突然の行動に驚く。
今のAにとっては、聞かされても複雑な言葉だろうと感じる。
閉まったドアに向かって肩を落として、ソファに戻って小さく座る翔ちゃん。
翔「わりい、変なの見せた」
ニノ「どうしたんすか。珍しい。」
翔「いや、たまに抑えられなくなる時がある」
ニノ「抑えられなくなる？」
翔「もう、終わったのに、な」
ニノ「、、翔ちゃん、
まだAに気持ちあるんすか？」
翔「はは、」
切なく笑って、眉を人差し指でかく。
ニノ「まじ、で？
いや、報道は？」
翔「デマ、誰とも付き合ってねえよ。」
ニノ「まじか
ったく、あんたたちは、、」
翔「わりい、忘れて」
ニノ「忘れろったって、」
翔「俺らは例え、お互い同じ気持ちでも、
一緒にいられないだろ。
それを分かってるのに、Aの気持ちが離れていくのが、辛くなる時があるんだよ、、」
ニノ「、翔ちゃん」
翔「Aをこれ以上苦しめないように、
黙っていることしか出来ない。」
ニノ「、これでいいの？」
翔「嵐でいなくなったら、
Aを守ることもできなくなる。
だから、嵐も、Aも失いたくないなんて、思っちゃうんだよね。」
ニノ「なんだかなあ」
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樹(プロフ) - 常夏さん» 嬉しすぎます。幸せすぎるコメント、本当にありがとうございます。 (2022年1月15日 22時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - 泣きながら読んでます…。大好きですこの作品！！！ (2022年1月1日 23時) (レス) @page46 id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月12日 16時
