eternally54 ページ9
バスの中の自分の馬鹿な行動がよみがえる。
潤「A、翔さんの髪触ってたろ。」
嫌だ、言わないでと、逃げ出したくなる。
A 「ちが、あれは、髪にゴミついてて、、」
潤「そういう触り方じゃなかった。」
A 「、、、。」
潤「それだけじゃないだろ。
翔くんのこと見て、
毎日泣きそうな顔して。見てるこっちが、辛い。
どうにかしてやりたくなる。」
A 「やめて」
潤「A、お前に間違った判断して欲しくねえんだよ。」
A 「違う、やめて、本当に。」
耳を塞ぎたくなる。
私の奥にしまった気持ちを掘り起こさないで。
戻れなくなる。
感情が、爆発しそうになる。
A 「わたしが、どんな覚悟でこの道選んだか、潤くんにはわからないっ、」
潤くんに強く言い放つ
しん、と静まり返る
A「ごめ、ん」
潤くんが、頭を掻きむしる。
潤「俺もごめん。」
A 「最善の道なの。これが。
村上くんといるとね、安心するの。
私だけを大事にしてくれてる。
私の悩んでること、全部答えをくれる。
壊れそうだった時、そばにいてくれたのは村上くんだった。」
潤「、っ、俺らだって。
お前にとって、俺らはそんな程度かよ。
俺らも、お前のそばに居てきただろ。
翔さんだって、ずっとお前を。」
A 「わかってるよ、感謝してる。
でもね、みんなとは越えちゃいけない一線があるでしょ。
私だって、みんなのそばに行きたいけど、どこか遠慮しちゃうの。
とくに、翔くんには。」
潤「それが、本当に好きな相手だからだろ。」
A 「、、昔はね、
ただ翔くんが憧れの存在で、
ファンみたいな気持ちだったんだと思う。
それを、恋だって勘違いしてた。
でも現実的に、好きには、なれない。」
好きに、なっちゃいけない。
心でそう、呟く。
潤「事務所の思い通りになる。あの人の。」
A 「、それでいい。」
潤「はあ、っ
絶対言わないつもりだったけどさ、」
潤くんがいきなり口籠る。
A 「な、に」
潤「翔さん、お前のこと好きだよ」
衝撃が走る
A 「、、え」
潤「嘘じゃない。
お前がニノと言い合った日に、翔さんの口から聞いた。」
A 「、、うそ、」
潤「嘘じゃねえよ。
あの日の夜、翔さんは、
お前に気持ちを伝えようとしてた。
連絡なかったか？お前に」
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樹(プロフ) - やっちさん» はじめてのコメントとても嬉しいです。ありがとうございます。彼らの雰囲気らしい終わり方ができたらな、と思っていますので、引き続き読んでいただけると、嬉しいです。 (2021年9月7日 11時) (
レス) id: afee8f76cb (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - こんにちは。読ませてもらってます。ハッピーエンドになりますように (2021年9月7日 8時) (レス) id: cc7865b69e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月5日 17時
