eternally39 ページ43
好きとかじゃないけど、
村上くんはテレビで見るより、落ち着いてて、男らしくて、すごく安心感がある
翔くんには、ドキドキして意識してしまうけど
村上くんの前では、どこか自然体の自分が出せる感じがしてしまう。
翔くんは叶わない恋
私には村上くんみたいな、安心感がある人が良いのかもしれないと、
ふわ、と思う。
____________
あれから、
村上くんとご飯を食べにいったり、
連絡を密にとりあったりして、
いつのまにか、
信五くん、
A
と呼び方も変わって、仕事で何かあると、自然と村上くんに相談したり。
個人の仕事が増えて、環境ががらっと変わった私にとって、信頼ができる人に変わっていた。
今日は嵐のレッスン日
翔くんとトレーニングも何回かしてもらっていて
トレーニングしている翔くんが、やっぱり優しくて、心が動かないようにと、自分をおさえこんでいた。
__________
レッスンで、みんなが揃って、今日はこの曲を合わせようとか、ここから、ここまで通そうとか、話し合う
そろそろレッスン終わり、というタイミングで
翔くんが話しかけてくる
翔「A、」
A 「何？」
翔「今日もトレーニングで大丈夫だよね？」
A 「うん、大丈夫、ありがとう」
翔「了解。ちょっと一件電話したいから、待っててくれる？」
A 「はーい」
部屋から翔くんがスマホを持って出て行く
みんなが帰り支度をしている中、
ニノがペットボトルで、私の背中をつついてくる
A 「何？ニノちゃん」
ニノ「この間さ、ヒナに会った」
A 「あ、うん。」
ニノ「○○のテレビ局で。翔さんも。」
A 「、、うん」
ニノ「なんか、あんたら、仲良さそうですね。」
A 「え？」
ニノ「あなたの話になってさ、
ヒナがあなたの話してるとき、あなたのこと、呼び捨てにしてましたし、
話してる雰囲気が、おかしかった。」
A 「おかしい、？」
ニノ「かなり関係性が深くなってるように感じた。俺も、翔さんも。」
すこし、険しい顔で私を見る
A 「、、、。」
ニノ「俺は、あんたらが付き合ってるのは嘘だと思ってます。
でもさ、、これ以上関係性深めるのはやめなさい」
A 「、、なんで」
ニノ「ふらふらすんな。」
A「してない、」
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作者名：樹 | 作成日時：2021年8月29日 19時
