いつまでも 1 (ページ21)

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あれからすぐ、マネージャーに連絡して

事務所と話したいことを伝えてもらった。

そして、今日は翔くんとのご飯の日。

夜に生放送の音楽番組の収録があって、

その後に2人でご飯に行く約束をしている。

前の日から、すごく、緊張しちゃって

パックからスキンケアから、気合いが入ってしまった

13年ずっといる人なのに、

未だに会う日は緊張してしまう。

2人でご飯なんて、夢みたいで、嬉しい。

A 「きいちゃん、おつかれ〜」

きい「あれ、Aちゃん、はやいねー」

きいちゃんは、音楽番組や、雑誌の撮影で

私にメイクやヘアメイクをしてくれる、

仲良しのメイクさん。

A 「今日ちょっと可愛くして欲しくて、笑」

きい「何ー、珍しいじゃん！デート？」

A 「デートじゃないよ、笑

でも、ご飯にいくの、翔くんと、笑」

きい「え、2人？」

A 「うん、っ、初めて誘われた、」

きい「えーまじ！？良かったじゃん！」

きいちゃんには、

翔くんのことが気になってることは

話していて、

翔くんの、ここがカッコ良かった、

きゅんてしたー、こんなこと言われたー、

という話を、長いこと聞いてくれている。

A 「まあ、私が仕事のことで、ちょっと

落ち込んでたから、話きいてくれるためだとは

思うんだけどね、」

きい「それだとしてもさ、優しいじゃん、櫻井さん」

A 「そうだね。嬉しかった」

きい「もしかして、両思いだったりして！笑」

A 「違うよ、笑

私だって、別に、恋愛でどうなりたいとか

ないもん、」

きい「もう、もっと素直になりなよ」

A 「本音だよ？

私は翔くんのファンみたいな感じ。」

きい「だとしたら、もっと貪欲になりなさい。」

A 「ふふ、笑

今日は、2人でご飯だもん、

貪欲だよ？笑」

きい「で、今日は可愛くしてのしいのね」

A 「うん、お願いします！」

きい「よし！今日は、ふわふわに巻いて、

大人可愛くヘアアレンジもして、

メイクも気合い入れよう！！」

A 「きいちゃん！お願いしまーす！笑」

きいちゃんが、

いっぱいいっぱい可愛くしてくれて、

いつもより、可愛いな、なんて

鏡を見て自分で思ってしまった。

きい「はい、これ今日の衣装ね。」

A 「ありがと、」