eternally27 ページ31
あまりにも、勝手な判断に頭に血が昇る
こんなことまでして、嵐でいるのが正解なのか、
A 「、、、私は、会社の駒ですか。」
事務所「商品だ。
出来ないのなら、辞める選択肢だって与えてやっている。」
A 「、、っ、
村上くんには、このことは、？」
事務所「了承をもらっている。
Aが嵐でいられるなら、それでいいと。
村上の優しさだと思え。」
A 「、、。
これしか方法は与えてもらえませんか。」
事務所「この方法か、嵐辞めるか
その、2択。」
A 「メンバーにはこのことは？」
事務所「話していない。
あいつらのことだ、お前のことになると騒ぎ立てるはずだから。詳しいことは話さない。
村上と付き合っているか、どうかも、詳しいくはメンバーに話さないでいい。
メンバーと、お前との恋愛の可能性を出来るだけ避けたいからな。」
A 「、、。」
事務所「今さら分かってはいるだろうが、
メンバー間の恋愛がわかったら、即、契約を切る。」
A 「、、それは、分かってます。」
事務所「理不尽だと思うだろうが、
今だけ我慢して、嵐として頑張ってみろ。」
ここで、引いてしまえば全てが無駄になる、
嵐みんなが背中を押してくれて、
私と嵐でいたいと言ってくれて、
村上くんも、私のために了承してくれて、
やるしかない、、
でも、
でも、、
顔が1番に浮かんでしまうのは、翔くん。
蓋していた気持ちが、ようやく確信に変わったのに、
翔くんに、気持ちを伝えることはもう、
絶対に許されない。
好きになってはいけない人を、ずっと私は好きだったんだ。
涙が溢れそうになるのを、ぐっと、こらえる
どうせ叶わない想いなら、
彼のそばにいられるほうを、とるしかない
みんなのそばに、、いたいから、
A 「、、わかりました。
来年の契約更新、お願いします。」
事務所「分かった。
さっそく仕事入れていくから。がんばれ。」
ドアを開けて、外に出るとマネージャーの姿。
今にも泣きそうな顔をして、私を見る。
A 「ふふ、笑
なにその顔。聞いてたの？笑」
マネ「、、俺、Aさんのこと、
ちゃんと支えますから。」
A 「頼もしい、ありがとうね。
事務所にも止められてるから、このことはメンバー
には絶対漏らしちゃだめだからね。」
マネ「はい」
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作者名：樹 | 作成日時：2021年8月29日 19時
