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16話 ページ19
「団長に説得されてって言うのもあるけど
私は自分の意思で
「そっかそれなら止めれないね」
「…」
「笑顔でい行っておいでみんな怒ったりしないよ」
「うん」
「でも一言でいいからみんなにメールぐらいした方がいいと思うよ」
「…考えとく」
Aの返答にシャルナークは少し笑った
「そろそろフェイタンの所に行くよ」
「フェイタンにもいきなり抱きつくの？」
「無理無理、殺されるわ」
「…確かに」
想像したのかシャルナークは顔を引きつらせた
「じゃあね、シャル」
最後にシャルナークにそう言うとAは部屋から出た
そして、今度は普通にフェイタンの部屋の扉を開いた
「やっほー」
「…何しに来たか？」
「もちろん癒してもらいに」
フェイタンはため息をつきながら読書を再開した
普通に考えれば返事がため息なんて確実に承諾したとは思わないがこれがフェイタンなら別であった
シャルナークの時のようにAはフェイタンに後ろから抱きついた
「血の臭いがする」
「嫌なら離れるね」
「それはヤダ」
暫く沈黙が続いた
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