検索窓
今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:60,443 hit

13話 ページ16

「まだ引きずってるのか?」

「きっと一生忘れなれない」

「そうか」


Aは俯き自分の手を見ながら言った


「今度は守りたいんだ」

「A、そう思ってるのはお前だけじゃない」

「?」


クロロの言葉の意味が分からず
Aは顔を上げクロロの顔を見た


「俺達もお前を守ってやりたいと思ってる、1人で背負わなくていい

俺達の事を本当に信頼してるなら俺達の事は気にするな
自分のやりたいように生きろ」


Aの瞳から涙が流れた


「…クロロの馬鹿
それで私がここにいるって言ったらみんなの事信頼してないって事じゃん」

「お前そんな事言わないだろ」

「うん、言わないね」


Aは涙を拭き取った


「さて、準備が出来たら向こうの世界に行こうかな」


立ち上がりながらそう言った


「大きな仕事とかあったらちゃんと呼んでよね」

「あぁもちろんだ」

「あ、準備する前に私の癒し達に癒してもらわないと」

「…あいつらが少し可哀想だな」

「何それ!どういう意味よ!?」

「そのままの意味だ」

「ねぇ」

「まだ何かあるのか?」


少々呆れながらクロロは聞いた
するとAはクロロの方へ振り返った


「ありがとう、クロロ」


Aはそう言って微笑んだ



雲で隠れていた月が顔を出し月の光がAを照らしていた

_______________________

14話→←12話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
74人がお気に入り
設定タグ:ワールドトリガー , HUNTER×HUNTER , 出雲遊理   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:出雲遊理 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年6月4日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。