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教室はAが入ってきても変わらず騒がしいかった。もう、Aのことは何でもなく、また空気になった。
でも、それがAが望んでいることなのだ。
静かに席に着き、本を読み始めた。
ふいにチャイムが鳴り、慌ててみんな席に着き始めた。２時間目は数学。早々に寝ている人もいる。先生が入ってきた。
その中で、Aは何かを探している。
まさか―――――
周りから聞こえる嘲笑。教科書を探すA。Aに近づく先生。近づく足音に少し怯えてさらに慌てるその様。
やはりAはクラスの空気には戻れないんだ。
「おい、教科書は」
「さっき、さっきはあったんです」
「何がさっきだ。だから目立たない生徒は成績が上がらないんだ！そういう甘い気持ちで受けてもらっちゃ困るんだがね」
びくびくし続けるA。止まない嘲笑。
先生が乗り出していた身を引いた。
「今日は近くの人に見せてもらいなさい」
くるりと向きを変えて黒板の方に戻っていく。
残された彼女に向けられた視線は冷ややかなものだった。なかには机を遠ざけてまで拒絶する者もいた。
さっきの女が、黒い微笑みを見せながら冷ややかな目を向けていた。
その手には、Aの教科書があった。
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いちごくりーむ(プロフ) - 王女アレスさん» ありがとうございます！すごいなんてそんな……。ヤバいな、頑張って更新しなきゃ！コメントありがとうございました！ (2014年3月21日 16時) (
レス) id: 77d2d43219 (このIDを非表示/違反報告)
王女アレス - 初めましてです！一気に読んじゃいました。もうすごいとしか言いようがないです。続き待ってます！ (2014年3月20日 21時) (レス) id: e6768213e3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごくりーむ(プロフ) - 赤城彬@緑間というツンデレ天使はMy e（（殴さん» 頑張って更新しますので、応援お願い致します。本当にコメントありがとうございます。 (2014年3月12日 17時) (レス) id: 77d2d43219 (このIDを非表示/違反報告)
いちごくりーむ(プロフ) - 晴空/STARさん» ありがとうございます。はい、確かにセカオワのファンです。頑張って更新させていただきます。 (2014年3月12日 17時) (レス) id: 77d2d43219 (このIDを非表示/違反報告)
赤城彬@緑間というツンデレ天使はMy e（（殴(プロフ) - 続きが気なります (2014年3月12日 7時) (レス) id: b9895fcf05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みにょりん | 作成日時：2014年2月4日 15時
