偶然からはじまる恋〜羽生結弦 (ページ7)

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出会い6 ページ7

羽生サイド

(羽生)「…早く電気付くといいですね。」

さき「…そうですね。
5分って言ってたし、あと少しですかね？」

(羽生)「…あの、今日は買い物に来たんですか？」

さき「あ、、そうなんです！
最近一人暮らしを始めて…。
ようやく荷物が片付いたので、追加で色々欲しいなって思って…。」

不思議と初対面でも話すのに抵抗はなかった。
彼女も普通に返してくれるし、これは暗闇でお互い見えないからだろうか…？

しばらく話をしているうちに、彼女はここから少し離れた場所で最近一人暮らしを始めたそうで、歳は俺の一つ下。
金融会社で事務系の仕事をしている、さきさんと分かった。

(羽生)「そうなんですね、お仕事は結構忙しいんですか？」

さき「うーん確かに2年目になって大変だなぁと思う日も増えました…。
でも周りの人も優しいし、なんとかこなせてます。笑」

さき「あの、、お兄さん…？は、何されてるんですか？」

彼女が戸惑いながら俺にも質問を返す。
そうだよね、まだ名乗ってないし、分かることは歳は自分より一つ上ってこと。
そしてまだ決しておじさんって歳でもない。

(羽生)「俺は〜。」

答えようとした時、パッと目の前が明るくなる。
予備電源が回復したようだ。
ま、、眩しい。