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普通が1番難しかったと気付いた日 ページ3
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大吾『好きです！付き合ってください．．．！』
『ごめんなさい』
本日も無事に告白を断られて
なんでアイドルの俺がこんなことになったのかって言うと少し前に話が遡るんだ。
あれはもう１年以上前になるのかな．．．
俺はある子に恋をしたんだ。
本当にみんなが憧れるようなシチュエーションなんてひとつもなくて
俺自身ももっとなんかキラキラしてこの子だ．．．！って分かると思ってた。
でも、俺が好きになった相手はただただ一生懸命に働く普通の子だった。
きらびやかな世界でスポットライトを浴びてる人はたくさん居たけど
みんな綺麗だったけど
全部ただ光ってるだけで何処か違ってて
近付きたいとは思えなかった。
ううん、正確には近付けなかったのかも知れない。
俺には到底手の届かないような人達ばかりだったから
見合う相手にはなれそうになかった
だけど、そんな中で出会った君は、"普通"を普通にくれる子だった。
俺をアイドルって色眼鏡なんかで見ないで普通の男として見てくれた
それがあまりにも自然に心に入って来たんだ
＊
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作者名：ぱある
| 作成日時：2023年1月9日 17時
