(8/22更新) 保護対象です【浅沼晋太郎】

顔合わせ ページ8

それからあっという間に2週間が過ぎて私はほぼ初対面のいとこと顔を合わす日がやってきた
どんな人かも何歳かも分からないし私が知ってる情報はいとこで男の人で"しんた"って名前の人って少なすぎるヒントだけ
正直不安しかないよお母さん
24で同居っていとこじゃなきゃ絶対断ってた









お母さん『そろそろこっち着くって』









『ふーん．．．』









お母さん『ゲームしてないでそろそろ着替えなさい』









『んー．．．だって身内でしょ？別に部屋着でも良くない？』









お母さん『部屋着でしんたの家行くの？』









『それでもいいかなー．．．』









お母さん『はぁ．．．』









ピンポーン









『誰か来たー』









お母さん『多分しんたね』









それからお母さんは玄関までしんたさんを迎えに行く
私はそんな母を見送りながらゲームに戻る
いまひたすらアイナナのレベル上げしてるんだよね
定期的にやっておかないとイベントの時とか困るし
玄関先からはお母さんが楽しそうに話してる声が聞こえる
お母さんは知ってるけど私はほぼ初めましてだから正直どう絡んでいこうか迷ってる
まだこれが女の子なら仲良くなる努力だってすぐやる気になったのになぁ
結局仕事場も部署移動って形になっちゃったし．．．
いまの職場好きだったのになぁ









お母さん『いらっしゃい。わざわざ来てもらっちゃってごめんね？』









晋太郎『いや、全然！久しぶりにおばちゃん家にも来たかったし。あ、これお土産』









お母さん『あら、美味しそう。ありがとう』









晋太郎『Aは？』









お母さん『リビングでゲームしてるわよ(笑)』









晋太郎『挨拶してきていい？』









お母さん『どうぞ(笑)』

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