(8/22更新) 保護対象です【浅沼晋太郎】

嫁には行かせません ページ44

『ご飯出来たよ』









晋太郎『いま行く』









『服、着替えちゃったの？』









晋太郎『あれ部屋着だから』









『部屋着であんなお洒落なの．．．』









晋太郎『まあ昔は仕事着として着てたんだけどね』









『さすがお洒落さん』









晋太郎『普通だよ(笑)』









ダイニングテーブルに座ると美味しそうな料理が並んでた
あの短時間で割と手の込んだ料理を作れちゃうってことは絶対料理上手
やっぱりおばちゃんの娘ってだけあって才能引き継いでるんだね。
絶対いい奥さん．．．いや、奥さんになったら可愛がれないからいい子になる
お菓子とかも得意なのかな
俺の男飯とは比べ物にならない









『美味しいか分からないけど．．．』









晋太郎『いただきまーす』









しんちゃんが食べて次に口を開くまで私はすごいドキドキしてる
大丈夫かな、お口に合いますか
浅沼晋太郎に自分の作った料理を振る舞ってるってだけでも既にしんどいのにこれで口に合わなかったら私は早急に実家に．．．は帰れないのでお母さんのところに行きます。
なんならいとこだったことも抹消してですね、あなたのいとこは兄が最後ということにしますよ、えぇ









『．．．』









晋太郎『美味しい．．．！』









『はぁ．．．よかった！』









晋太郎『これすごく美味しいよ！どうやったの？』









『隠し味を入れたの。美味しいっていって貰えてよかった、安心した』









晋太郎『さすがおばちゃんの娘』









『お嫁に行ける？』









晋太郎『お嫁には行かせないかな』









『えぇ、私も結婚したいよ？』









晋太郎『男のいとこ達が全員落ち込むからダメ』









『落ち込むって丞も渉ももう結婚してるじゃん』









晋太郎『じゃあ俺が嫌だから』









『しんちゃんって思ってたよりも子どもっぽかった(笑)』









晋太郎『Aにだけは過保護だよね、それは認める』

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