(8/22更新) 保護対象です【浅沼晋太郎】

眠り姫 ページ26

晋太郎side


それから暫く色んな話をしてたんだけど気が付いたらAは気持ち良さそうな顔で眠ってた。
そりゃ栃木から車に揺られてしかも俺とほぼ初対面でそりゃ緊張するし疲れるよね。
ここまで寝ないで俺と話しててくれたことのほうが正直凄いしAはAなりに俺との距離を縮めようと努力してくれてたのかも。
不安だったのは俺だけじゃなかったんだ。
正直他のいとこと一緒に住めなんて言われたら断ってたと思う
おばちゃんのとこ以外は小さい頃から何度か会ってるしお互い認識もしてる
三女のとこのくみかは俺の連絡先を知らないしあんまり覚えてないみたいだけど兄の陸とは連絡取り合ってるし俺が声優してることも知ってるし俺達いとこ同士は母の姉妹同様仲がすごくいいから。
だから余計に1番下だったAと一緒に居たいと思ったのかも
俺との時間がほぼ無かったAだったから。
俺が知ってる情報は下の兄弟や他のいとこから教えてもらう情報ばっか
だから知らないことも実際多いんだ
お互いの思い出がないからその思い出を作りたかった
約20歳の差ってどうやって縮めるのが適切なのか良く分からないけど
とりあえずもうすぐで次のサービスエリアだからそこでブランケットでも掛けてあげよう
ん？待って、まずブランケットなんてあるのかな
いや、でも女の子だしブランケットの1つや2つくらい．．．
でももしそれが大事なものだったりしたら、、、









晋太郎『あぁ、こういう時ってどうするべきなんだ．．．』









思わず初めての状況に我ながら混乱してる
女の子ってどう扱うのが正解！？
いとこと言えども若い女の子だし一歩間違ったら俺完全に嫌われるよね？
ちょっと待って、それは絶対嫌だ
あのみんなに愛されて育ったAに嫌われるのだけは絶対に無理
ただでさえ俺出遅れてんのに
なんて思ってたらサービスエリア着いちゃったし
あぁ、もう．．．とりあえずブランケット探そう

風邪は引かせられません→←オタク感は出しません

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