(5/22更新)僕らの恋はいつも嘘が付きものー立花慎之介

雪の日のプレゼント ページ28

リビングに行くともうAは起きてた









『花ちゃんお寝坊さん〜』









慎之介『あぁ、ごめんごめん。休みだからつい』









『そうだ！外！』









慎之介『外？』









『そう！雪、降ったの！』









慎之介『へぇー．．．』









『ほら見て！雪！』









Aがいきなり窓を全開に開けるから寒い風が一気に部屋に入ってきて身が縮む









慎之介『さむっ！バカ！開けんな！』









『なんでよ〜』









慎之介『寒い空気が家の中に入ってくるだろうが』









『ちょっとくらい大丈夫だって！』









慎之介『ダメダメ！第一お前薄着だし絶対風邪引く。はい、終了』









結局花ちゃんに終了って言われて窓を閉められてしまった
せっかく雪降ったのにな．．．
寒いけど綺麗じゃん
私は雪が好きだけどな
確かに冷たいし寒いけど、冬にしか見れないものだし幻想的で．．．
こうやって誰かと一緒に雪だ！って騒いだのも初めてなんだよ？









『雪ー．．．』









慎之介『あとで買い物でも行ったときに触ればいいじゃん』









『そうだけど．．．』









慎之介『そうだ、ちょっとこっちおいで』









『なに？』









慎之介『はい、これ』









『ん？』









慎之介『開けてみな』









そういわれて包装紙を剥がして中を開けると綺麗な結晶型のネックレスが出てきた









『わぁ、可愛い！ネックレス！』









慎之介『クリスマスプレゼント。昨日渡すタイミング無かったから』









『ありがとう！花ちゃん！』









慎之介『どういたしまして』









『付けていい？』









慎之介『いいよ。ほら、頭こっち向けて。付けてあげるから』









それから花ちゃんは私にネックレスを付けてくれた
自分の胸元で光るネックレスは雪よりも輝いて見えた

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