(5/22更新)僕らの恋はいつも嘘が付きものー立花慎之介

俺の不安要素はいつも当たる ページ3

コーヒーを貰って俺は店を後にする
少し気にはなったけど大したことじゃないと思ってそのまま仕事場に
あいつとはそうゆう関係じゃないんだ
なんて言えばいいんだろ
友達以上恋人未満？
いや、違うか。ただの話し相手．．．友達でもないし家族とか仕事仲間でもなくって
だけどよく話す相手の1人
そのくらいの関係性がいまの俺ら









私がバイトしているカフェにいつも来てくれてる声優さん
立花慎之介って言うんだけど私は彼を花ちゃんって呼んでる
彼は花ちゃんって呼ばれるのがあまり過ぎじゃないみたいなんだけど私は花ちゃんってあだ名が気に入ってるから嫌だって言われても聞こえないフリしちゃう
友達って言ったら違う気がするし、恋人では絶対にないし
だだの知り合い？常連さんって感じかな
バイト先の同僚に声優さん好きな人が居て、その子から花ちゃんのCDとかを貸してもらったんだけどなんだか知り合いの声を聞くのも変な気がして聴かずに返してしまった。









ーー

それから仕事を続けてもうすぐ6時
6時40分になったら私は上がる
そんなあと何十分でって時にいつもは来ない時間帯にお客さんがやってきた









『いらっしゃいませ！』









慎之介『ココアひとつ』









『花ちゃん！』









慎之介『俺が朝言ったこと忘れた？』









『忘れてないけどさ〜』









慎之介『お前は．．．』









『ごめんね？』









慎之介『ん』









『こんな時間に来るなんて珍しいね？』









慎之介『普段は寄らないだけだよ』









『あぁー酷い！』









慎之介『なにが酷いんだよ。俺ちゃんと貢献してるじゃん』









『そうでした』









慎之介『なんだか朝のことが気になったんだよ』









『朝？』









慎之介『ほら、朝言いかけてたじゃん』

　









『なんか言いかけてたっけ．．．』









慎之介『それがちょっと胸につかえてたから普段寄らないのに寄ったんだけど』

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