67 Oside ページ32
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…ただ、
いくら考えても１つも思い当たる節がないせいで
この店通いつめてんのがバレたりしたのか…？
何て思ったりもして
いや…でも別に近所の喫茶店くらいで流石にないよな
ただ飯食いに来てるようにしか見えないはず
そう思ったら少しだけ気が楽になった
…とりあえず今は帰ろう
家にいるってことにしたからにはここにいるのはマズイし
せっかく用意してくれたのに…ごめんねAちゃん
混乱した頭の中で
何とか
今しなければならないことを考えながら
席に戻ると
彼女はカウンターの中に立っていた
智「ごめんね、ちょっと急ぎの用事があって…せっかく頼んだのに悪いんだけどこれからお迎え来るんだ」
ほんとごめん…って思いながら顔を上げると
優しく微笑んでる彼女
A「大丈夫ですよ！お仕事、頑張ってくださいね。何だかそんな気がして準備しておきました笑」
智「え？」
A「さ、智くん急がなきゃ！この袋持っていってください」
明るい声で微笑みながら
少しズッシリとした茶色い袋を手渡される
意味がわからなくて
説明を求めようとしたら
コーヒーを淹れて置いた、と言う彼女
そのまっすぐな瞳は
何も聞かない
何も問わない
ただ…笑顔を向けてくれる
智「えっありがと…いくら？」
A「そんなのまたでいいですよ。お急ぎなんでしょう？」
智「でも…」
A「…行ってください」
何でかな
君の笑顔を見るとやっぱり
胸がじんわり温まって安心して
まるで魔法のように
俺の背中を押してくれる
何か言おうと思ったけど
ごめんねも
ありがとうも
何か違う気がして
ただ頷いて
また来るねって店を出る
当分会えないであろう君へ
また来るね、に”忘れないでね”を
そっと込めながら
.
歩き出した時
A「お待ちしております」
君の優しい声を背中に感じて
少しだけ…振り返りたくなった
きっと今
いつものあの綺麗なお辞儀してんだろうなとか
見なくても想像できて
その姿を思い出すだけで
口元が緩まるのを感じた
そして
そんな温かい気持ちと同じくらい
君が…
これから起こることを信じてしまうんじゃないか
せっかく開き始めた君の心が
また固く、固く、閉ざされてしまうんじゃないか
そんな
君から貰った魔法と
君への、不安
２つが自分の中で渦巻いていた
.
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makaz(プロフ) - ゆずみさん» 私の中の設定の名を…申し訳ないです。お直ししておきましたのでご確認ください…これからもこの作品をよろしくお願いします(^^) (2017年2月21日 21時) (
レス) id: a35c26f32e (このIDを非表示/違反報告)
ゆずみ(プロフ) - この作品好きで読ませてもらってます。更新してるところにいくつかあすかって残ってます。直してもらえるとありがたいです。 (2017年2月15日 6時) (レス) id: d9fadb924a (このIDを非表示/違反報告)
makaz(プロフ) - 紫音さん» 紫音様 コメントありがとうございます(^.^)そんな風に言っただけると嬉しいです♪更新頑張りますね☆これからも是非お付き合い頂けたら嬉しいです♪ (2017年1月30日 5時) (レス) id: a35c26f32e (このIDを非表示/違反報告)
紫音(プロフ) - はじめまして！最近読み始めましたが、読んでて暖かい気持ちになりました！次の更新が楽しみです！これからも頑張ってください(*^^*) (2017年1月30日 2時) (レス) id: 6b8b34f982 (このIDを非表示/違反報告)
makaz(プロフ) - おおちゃんＬＯＶＥさん» おおちゃんLOVE様 コメントありがとうございます♪あぁ何とありがたいお言葉…更新頑張りますね☆是非これからもお付き合いくださいませ (2017年1月30日 0時) (レス) id: a35c26f32e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maka | 作成日時：2016年12月22日 11時
