＊. 86 °*。you ページ26
「ちゃんと確認してから出掛けろよ。」
「 だって、潤くんが後に出たから気付かなくて。」
潤くんが鍵を開けてくれて家に入ると、りんたろうがお出迎えをしてくれた。
「 明日からは一緒に途中まで行くからな。」
「 大丈夫だよ！誰かに見られたら大変だし。」
「 プライベートはプライベート。 そこまで翔さんの言うことにビクビクしなくていいって、」
そう言って、キッチンに立った潤くん。
そんな彼をぼーっと見つめた。
*
今日、会社で改めて思ったの。
潤くんは、やっぱりカッコいい。
もちろん周りの女性からもそんな声が聞こえてくるわけで。
同じ空間にいるのに、潤くんの存在が遠く感じた。
そんな醜い嫉妬心みたいなのが、あたしの心を覆っていた。
「 どしたの、そんな暗い顔して。」
「 あっ、二宮せんぱい。 」
そんなあたしに、急に声をかけて来た先輩。
そして先輩は、あたしがさっきまで目を向けていた方を見て、ふふっと笑った。
「 あー、松本専務？」
「 えっ、 いや … 」
「 モテるよね、あの人。」
否定するあたしを置いて、話を進める先輩。
.「 でもね、潤くんには可愛い彼女さんがいるらしくて、」
.「 他の子なんて目に入らないって、言ってた。」
.「 その彼女さん、幸せだね。」
*
その彼女が、あたしだなんて言えなかった。
大学を卒業したばかりの子どもなあたしが、潤くんの彼女だなんて。
「 みなみ、？」
「 っえ ？ 」
「 さっきから声掛けてんのに、聞こえてなかった？ 」
ふと我に帰ると、潤くんとりんたろうが不思議そうにあたしを見つめていた。
そして ちゃんと起きてる？って笑いながら潤くんは私の前に立った。
変な不安と、嫉妬心からまっすぐ潤くんを見つめられない。
すると、そんな私をよそに上から声が降って来た。
「 ん、これ。みなみに、、」
「 え、なに？」
「 見てみ？」
ゆっくりと目を向けた先には、柔らかく微笑んだ潤くんと 差し出された紙袋。
その紙袋の中には、色とりどりのマカロンが入っていた。
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めろんぱん。 - よっしーさん» コメントありがとうございます！！！返信遅くなってごめんなさい（ ; ; ） とてもよっしーさんのコメントで元気がでました！！！あと少しで完結させますので、最後までお付き合いください！！！ (2017年2月9日 23時) (
レス) id: 30a18c5a0e (このIDを非表示/違反報告)
よっしー - いっきに読みました。とっても良かったです。続きが楽しみです。更新まっていますね(*´ー｀*) (2017年2月4日 20時) (レス) id: aab48ffb53 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん - moonさん» 返事が遅くなってしまい、ごめんなさい！！！ そして、コメントをくださってありがとうございます（ ; ; ） また頑張って更新しますので、またドキドキしてくださいね。笑 (2016年12月25日 14時) (レス) id: 30a18c5a0e (このIDを非表示/違反報告)
moon - 一方通行恋愛楽しくドキドキしながら一気に読んでしまいました！！次の更新ワクワクしながら待ってます♪ (2016年9月27日 21時) (レス) id: 71e29ca7f2 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - ぷりんさん» コメントありがとうございます！ もうすぐでテストが終わるので、また更新再開させますね！！！ ぷりんさんのコメント嬉しかったです、ありがとうございます(=ﾟωﾟ)ﾉ (2016年7月30日 17時) (レス) id: b938bad96c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2016年4月13日 21時
