#39 塗りつぶした記憶 ページ41
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潤の声で一気に静まる。
潤「俺が……クロ」
和「え、」
「そうなの？」
潤「ニノは分かってなさそうだったしもう忘れてると思ってたよ」
和「忘れてたよ……でも思い出した」
潤「俺も前の学校でいじめられてたから、ニノの学校に来てニノの境遇に共感できたから近づいたのはある。」
和「え、そうだったの……」
潤「でも違う。いじめられててもニノと一緒にいたのは本当にニノといるのが楽しかったからだから」
真剣な表情で向き合う2人。
潤「あいつらにいじめやめるように話したんだ。でもそしたら俺がターゲットになった。それでもやめないようなやつらだったから、ニノといれるならそれでもいいやって思った。」
松潤、かっけぇ……
和「潤…………ありがとう、本当に」
潤「こちらこそだよありがとう」
やべ、泣きそう。
雅「あ、だから学歴隠してたの？」
潤「そういうこと」
「じゃあ潤、ニノのいじめのこと全部知ってたんだ……？」
潤「全部じゃない。俺が来てからは知ってるけど多分それより前の方が酷かったんじゃないかな」
そうだよね、それぞれ1人で耐えてた時期があったんだ……
雅「じゃあ、2人はもっと前に会ってたんだね」
「「そうだね」」
そう言ってお互い微笑む2人。
かわいい。
「ていうか2人をいじめたやつ誰だよ、マジで許さねぇ」
雅「覚えてないの？」
潤「正直クラスメイトの名前よく覚えてないし、中心が誰かは知らなかった」
和「俺はまだよく思い出せない……」
まじで誰だ。
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作者名：珠さと | 作成日時：2024年2月13日 18時
