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#35 駆け巡る ページ37
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急に視界の端に映ったニノが頭を抑えてうずくまるからびっくりして。
落ち着いてから話を聞く。
和「ごめん……」
雅「何があった？」
和「なんか、前の記憶の映像みたいなのが頭にぶわーって流れて、思い出せそうってなったら頭痛くなって」
智「どんな映像？俺ら？」
和「ううん……違う、多分もっと前、小中学生とか」
潤「小中学生……」
「もしかしてさっきの……聞いてた？」
俺らが早く記憶戻って欲しい的なこと言ったのが原因……？
和「うん……ごめん」
「まってまって本当にごめんニノ！もちろん思い出して欲しいとは思ってる。でも俺らは今のニノが元気でいてくれることが1番だから」
和「ありがとう……」
ニノがそれを抱えちゃってることが本当に申し訳ない。
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作者名：珠さと | 作成日時：2024年2月13日 18時
