#21 本当のこと ページ22
side AM
翔「もう怒ってないから平気だよ、頭上げて」
潤「ほんと、ありがとう」
「うんそうだね、それに俺たち喧嘩しててもしょうがないね」
翔「あんなに怒って悪かった。ごめん」
潤「俺こそごめん」
智「ごめん」
あ、リーダーあっさり謝った。
「ニノのとこ、行こ」
「「「行こ」」」
そして揃う3つの声。
やっぱ嵐だなーって感心。
ニノの病室に入ってすぐ、
和「ごめんっ！！！！！」
なんて頭を下げるから、
それと同時に思いっきりニノを抱きしめた。
「お前は悪くない、何かあったなら教えて？本当に、何でもするから」
和「うん、ありがとう、」
誰も、病気に触れることはしなかった。
今は1番彼の心が繊細になっているからとわかっているからだろう。
翔「お2人さんごめんね？ニノ、これからについて話そう」
和「うん」
翔「その……仕事をどうするか、なんだけど」
和「どうしよう……」
翔「俺は、一旦嵐を止めた方がいいんじゃないかなって思った。でもそれは嫌なんだよね？」
和「うん、できれば……」
翔「だから俺考えたんだけど、ニノの仕事はやっぱり1回止めた方がいい……ニノ1回活動停止にしよう」
和「ごめんね、そうなるよね、わかった」
翔「精神病で入院してることは言った方がいいかな」
和「うん、言います……」
「えっ？いや、言うのは俺らが言うからいいんだよ？」
和「……まじで？」
まさかまさか自分で言うつもりだったらしい。
和「さすがに申し訳ないよ……叩かれるかも」
翔「別に俺らはメンバーのためならいくら叩かれても気にしないから」
「え、翔ちゃんイケメン」
翔「元々知ってたことだろ(笑)」
「ごめんやっぱ取り消す(笑)」
そんな会話を見つめて、彼は
和「ありがとう、よろしくお願いします」
やっと言ってくれた。
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作者名：珠さと | 作成日時：2024年2月13日 18時
