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#13 黒い過去 ページ13
side NK
潤が入ってきた時はさすがに驚いた。
本当は誰にも言わないつもりだった。
薬を飲んでいれば症状が出ることはなかったから。
でも一昨日、それが変わった。
だんだん悪化してることも分かっていたんだけど。
昔からいちばん仲良くしてもらっているリーダーなら、と打ち明けたんだけどそれにもものすごく抵抗はあった。
というか、怖かった。
潤に聞かれた時は尚更。
あのころの恐怖が蘇るかと思った。
リーダーはメンバーに言わないと言ってくれたけど潤はそういかなかった。
「……うん、わかった。俺のタイミングで言うから、それまでは言わないで欲しい」
そう言うと渋々頷いてくれた。
今日は潤が泊まってくれて、とても心強かった。
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作者名：珠さと | 作成日時：2024年2月13日 18時
