流れる星はいつも (ページ2)

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#2 予感ページ2

side AM

入ってきたのはリーダー。

「おはよ〜リーダー」

潤「おはよ」

翔「おはよ、智くん」

智「おはよぅ……」

相変わらず眠そうな智くんがソファに座り、始まるいつも通りの会話。

さっきのこともあるし、少しニノの話題を出してみる。

「昨日遅くで夜ロケから車で帰ってたらさー、帰り道に友達かな？男の人と歩いてるニノとすれ違ったんだよね〜」

ん？

自分でも、言ってから違和感に気付いた。

翔「え、それって何時頃」

「え、っと…10時、とか」

潤「相葉くん昨日鬼崎山でロケだったよね」

「うん……」

え？

え？

俺夜中の10時に歩いてるニノとすれ違ったの？
鬼崎山から帰る途中に？

翔「すれ違った、ってことはニノは鬼崎山に向かってたってこと？」

普通に考えたらそういうことになる。
背筋がスーーッと冷たくなるのを感じる。

さっきからずっと、リーダーは何も言わない。
ねぇ、なんか言ってよリーダー。

潤「ニノがそんな時間に外出しないでしょ……」

翔「そうそう、ゲームでもしてるよ」

ニノに似た人、かな
そうだよね、そうであって。

潤「大丈夫だよ、あ、そういえば昨日夜ニノと通話してたわ俺」

……は？

翔「えいやいやいやいやそれもっと早く言えよびっくりしたじゃんか」

潤「ごめん忘れてたんだよ」