橙 ページ3
くそ〜 しょーたくんに騙されて手洗いが遅くなってしもた
確かに騙される俺も俺やけど、しょーたくん大人気なさすぎちゃう？
青 はぁ〜〜⁉
そんなことを考えているとリビングから しょーたくんの大きい声が聞こえた
橙 な、何っ⁉ 怖いねんけど…
恐る恐るリビングに行きドアを開けるとテーブルの前で固まっている しょーたくんがおった
橙 しょ、しょーたくん？どしたん？
青 …
橙 しょーたくん？
青 …
橙 え、もしかしてほんまにおばけ見たん？
青 …なぃ
橙 え？
青 俺の………な、ぃ
橙 ごめん、聞こえへんからもう一回教えて？
青 俺の、俺の…スイーツがなぁーーーーーーーーーーいっ！！！！！
橙 っ⁉ ちょ、いきなり大声出さんといてや
青 手洗う前に袋ごとここに置いといたのに戻ってきたら中身だけない！！
橙 え？ …ほんまや。しょーたくん、ここに置いてたよな？
青 置いた。手洗いしてから自分の部屋で食べようと思って置いといた。
橙 そうよなぁ…どこに行ったんやろ？
しょーたくんのスイーツがなくなってしもたから探すことに
俺はリビングを、しょーたくんは冷蔵庫にあるかもとキッチンへ
橙 しょーたくん、あった〜？
青 …
橙 しょーたくん？
返事がなかったらキッチンへ行くと、しょーたくんはゴミ箱の前で止まっていた
まさかと思いゴミ箱を覗くと、そこには しょーたくんが買ってきたスイーツの空のゴミが捨てられていた
橙 …しょーたくん、これ…
青 …許さねぇ…これ食ったやつぜってぇ許さねぇ
しょーたくんの顔は今までに見たことがないくらい怖く、怒りで拳が震えていた
そして捨てられていたゴミを持ち、そのままキッチンを出て行きドスドス足音を鳴らしながら二階へ上がっていった
ちょ、この状態の しょーたくん止めれへんで⁉
どないしよ⁉
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 48人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Ｙu-☆ﾟ | 作成日時：2020年10月14日 12時
