圧倒的顔だけ少女 3

イケメン社長と朝 ページ32

主「ん゛ん゛…………ﾊｯ臣くんいるんだった」





このまま二度寝を決め込むつもりだったが、

昨夜のことを思い出してベッドを降りる








顔を洗って着替え、リビングに顔を出すが、不機嫌な臣くんが起きているとかはなく、耳をすませば規則正しい寝息が聞こえた




主「よく寝るなぁ…」





そろそろ起こした方がいいだろうかと思い、ソファで寝ている臣くんを揺らす





主「おーい臣くーん、そろそろ起きなよー」





佐「……んん………あ゛？」




主「がら悪っ」





寝ぼけ眼でこちらを見つめてくる





多分情報を処理するだけの頭が働いてないのだろう





ちょっと面白いぞ





佐「あ…？え、ああ？…なんでAがいんの？」





主「ここが私の家だからかな」





佐「は？いやだって………ｯあ゛」






やっと状況を理解したのか頭を抱えている









主「思い出したー？臣くん店で寝ちゃって動かなかったんだよ」




佐「いやそれは思い出したけど…なんで元也の家じゃないの」




真っ当な疑問である


私も未だにそう思ってる






主「下の階に臣くんの家があるからかな」

佐「は？」



ーー




佐「キーケース…そういえばロッカーに置いたまま鞄に入れた記憶がない」




主「でしょー？」




本当に感謝しろ







長く居られると部屋が汚いとか言い出しそうなので出来るだけ早く帰ってほしい








主「どうすんの？鍵ないし、1回練習場いく感じ？」



送るくらいならしてやるよ、と続けるとすごく嫌な顔をされる

そんな変なことは言ってないぞ








佐「は？俺に風呂1回も入らないで外出ろって言ってんの？」

主「おいここまでくると横暴っていうか餓鬼だぞ」

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