『ただの』？

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2「でさあ、桜木さん、めっちゃ面白かったんだよ〜」


あの席替えの日から、カイくんとの会話に桜木さんの話題が増えた。









2「今日なんか、ペンケースごと忘れててさあ〜(笑)」









はあ、、辛









なんであの時ここの席がいいから、ごめんとか言えなかったんだろうなあ









2「A？聞いてんの？」









「……いいなあ」









2「え？」









「悔しいけど、カイくんの隣いいなあって」








2「…」









カイくんの沈黙を理解して、ハッとなった。









なに言っちゃってんのわたし、、、









「い、今の、、なんでもないから！！！」









そういうと私は無意識に赤い顔を伏せて走ってた。









2「A！」









後ろから呼ばれてるけど恥ずかしくて向けないから、









「また明日ね！」









とだけ言ってカイくんと別れた。

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