#最終話 ページ10
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Nishizono.Side
古賀「OK。
じゃあこれ、んー‥‥あ、東条読んで。」
「「「 ‥‥ 」」」
古賀「見とれてないで、早く」
東条「あ、はい‥‥」
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――
田中「はぁーい。
じゃあ教科書72ページ頭から読んで?西園」
『え、あ‥‥はい』
―――――――――――
――――――
――
『いやなんで男教師全員、おカッパのカツラにスカート穿いてんだよ!!!』
明智「‥‥」
『え、なに。のぶお?のぶおを意識してるの?
え?なにそれ。とても気色悪い』
東条「のぶおって優秀な女装家だったよな‥‥」
『授業一個も集中できなかった』
明智「蘭はいつも話聞いてないだろ」
黒板に茜が綺麗に、のぶおのやったこととやりたいことをまとめてくれた。
川崎「のぶおのやりたいことって他に何があったんだろうね」
小田原「んーなんだろう。
ってか今何してるんだろうね」
高槻「女装はしてるんじゃないかな(笑)」
「「「 笑笑 」」」
明智「まぁーあいつのことだし、好きなことやってんじゃねぇの?」
堀江「でも明智の言う通り止めなくてよかったんだよね?私達。」
本当に止めなくてよかったのかな‥‥。
明智「俺さ、考えてる事あるんだよねぇ〜」
川崎「え、なに?」
明智「死ぬ前じゃなくても、やりたいこと全部やっちゃえばいいと思うの。
だから〜、のぶおがやりたいって言ってた“卒業式”やろうと思う。
俺らのクラスで俺らだけで、なんちゃって卒業式やるの。」
‥‥卒業式‥‥か。
東条「‥‥」
『‥‥』
明智「‥‥」
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作者名:ねむ | 作成日時:2019年9月17日 20時