俺のスカート、どこ行った？＃５ (ページ18)

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「コレ」と言い、明智は自分達で書いた卒業証書を再び、教卓の上に置いた。

明智「俺達からのぶおへの、卒業証書」

原田「安そうな紙」

明智「原田のぶお殿」

若林「返事は？」

原田「はいっ！」

明智「あなたは豪林館学園高等学校２年３組の発展において大きく貢献されました。

よってここに、その功績をたたえ深く感謝の意を表します。

２年３組一同より。」

原田が受け取った、卒業証書には、カラフルなペンで生徒一人一人のコメントが書かれていた。

それを見た原田は、唇を震わせ、生徒達に背を向け「なんなのよぉ」と我慢していた涙を流した。

明智「のぶお。

のぶおのやりたいことやったんだから、俺らのやりたいことも聞いてよ」

原田「あんた達のやりたいこと‥‥っ？」

明智は頷き、「そっ」と返した。

明智はそのまま、振り向き西園に目で合図する。

西園もそれに気付き、頷き立ち上がった。

『さ、のぶお。』

原田「なに‥‥っ？」

『これ、付けて』

西園は原田に黒のアイマスクを渡した。

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