俺のスカート、どこ行った？＃５ (ページ13)

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Nishizono.Side

東条「話したいことがあって」

ベットの側に置いてあった椅子に腰かけ、のぶおにそう言った東条。

東条「のぶお、なんで学校やめたの‥‥？」

原田「だからそれはぁ、やりたいことがあるんだよたくさん！」

東条「俺も蘭も納得してねぇよ！

勝手に体育館ギャーギャー入って来て、メンチ切ってきたくせに

勝手に若林のこと変えて、勝手に川崎のこと応援して‥‥

勝手に俺と若林仲直りさせて、勝手に明智と蘭のこと救って‥‥」

『‥‥勝手にやめて‥‥

やりたいことするってワガママすぎだよ』

東条「俺らだってのぶおとやりたいことできたんだよ！

お前絶対うるさいけど、修学旅行行ったり‥‥体育祭だってやってねぇじゃんまだ」

ずっとのぶおに言いたかったことが、どんどん溢れて来る東条の目には、少し涙が浮かんでいた。

東条「俺はお前が“やりたいこと”って言うのが理由で学校やめるの、全然納得いってないから」

『‥‥』

東条「お前‥‥本当は体悪いからやめるんだろ‥‥？」

原田「違う」

東条「嘘つくなよ！だったらなんで病院にいるんだよ！」

原田「入院もしたかったからだ」

東条「嘘つくな！」

原田「本当だ」

東条「カッコつけて隠してんじゃねぇ！」

東条‥‥。

すると突然、のぶおが東条の首に腕を回し引き寄せた。

原田「泣くな！」

東条「泣いてねぇっ！離せ！」

原田「俺の体は全然平気だ」

東条「嘘つくな‥‥死ぬんだろ」

原田「死なねぇ！決めつけるんじゃねぇ」

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