＃オリジナルストーリー ページ2
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Akechi.Side
久々に蘭を迎えに行こうと思いいつもより少し
早起きして、家を出た。
蘭のことだし、どうせまだ寝てるんだと思う。
だけど気になる‥‥。
父さんの言ってた「怪しい奴」
「んだよ‥‥怪しい奴って‥‥。」
蘭の家に着いた時、
ちょうど蘭も家から出て来ていた。
だけど、俺に気付かないで先に行こうとする。
「蘭」
『‥‥』
あれ？聞こえてない？
慌てて蘭を置きかけて腕を掴みながら、
「蘭」と声を掛けると、ビクッ！と体を震わせた蘭。
そのまま勢いよく振り返る蘭。
「お、おはよ‥‥」
『‥‥おはよう』
「なんか顔色悪い」
『別に普通だって』
俺の手から腕をスルリと抜けて、先に歩き出す。
‥‥さっきの顔。
なにかにすごい怯えた顔してた‥‥。
あと、明らかに顔色が悪い。
「‥‥」
――――――――――
―――――
――
原田「へぇ‥‥どうしたのかしら」
若林「確かに最近の西園さん‥‥変っていうか‥‥
なんか元気ないっていうか」
東条「それ俺も思ってた」
「‥‥あいつ聞いても教えてくれないから‥‥
わかんないんだよね」
お昼。
屋上で俺達は蘭の話をしていた。
原田「その、怪しい奴も気になるわね〜」
「うん‥‥」
若林「怖いよ‥‥」
東条「いやなんで若林が怖がるんだよ」
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作者名：ねむ
| 作成日時：2019年7月15日 16時
