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新しいタオルで海人の顔を拭いてあげるけど
海人の涙は止まらず、私の焦りも止まらず。
海人「 Aちゃんっ、 」
『 なに？ 』
海人「 これからも甘えても、いい？
迷惑、じゃない？面倒くさくない、？ 」
『 そんなこと思ったことないよ！
海人が甘えてくれるの嬉しいもん！！ 』
「 うぅ〜 」なんて言いながら
ぎゅーー！っと抱き着くから、
私も力一杯海人を抱きしめ返す。
海人「 Aちゃん、すき、だいすき
俺のAちゃんだもんっ、 」
『 海人の？(笑) 』
海人「 そう、かいのだもん、 」
あ、「 かい 」ってめちゃめちゃ久しぶりに聞いた。
Jr.の頃の「 かい 」呼び可愛くて好きだったけど
今聞くと、なおさら可愛く感じる。
『 ほら海人、そろそろ始まるからさ 』
海人「 やだ、もう少し 」
『 え〜 』
離すまいとしがみつく海人の頭を撫でていれば、
遠くの紫耀と目が合った。
紫耀は海人の姿を見て優しく微笑んで
「 ちょっと確認したいんですけど 」と
スタッフさんに話しかけた。
たぶん、もう少し休憩が伸びるように
時間を稼いでくれてるのかも。
海人「 今日Aちゃん
『 今日？ 』
海人「 うん、
今日はずっとAちゃんといたい 」
「 一人はやだ 」と言う海人に「 いいよ 」と一言。
涙で濡れた頬をタオルで拭くように差し出すと
「 Aちゃん拭いて 」って。
なんでこの子、こんなに可愛いの。
平野「 海人〜、A〜、はじめるよ〜 」
『 はぁーい！
行こ、海人 』
海人「 うんっ 」
その後はずっと私の隣にいたり、
本当にずっと引っ付いていた海人でした。
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作者名：ねむ
| 作成日時：2020年9月6日 15時
