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[ SHO.H ]
うずくまるAに慌てて駆け寄る俺達。
「 大丈夫？ 」
廉「 A？大丈夫か？ 」
俺と廉で顔を覗き込むとおでこを押え、
じわっと目尻に涙を溜めるA。
おい待て。
こんな時に言うのもアレだけど、
可愛すぎだろ。
岸「 あーあ、大丈夫か？ 」
神「 はいはい、
ちょっとどいてくださーい 」
神宮寺が俺と廉の間に割り込んで、
Aの前にしゃがんだ。
どうするのかと見ていると‥‥
神「 大丈夫？A 」
『 っ‥‥いた、い 』
神「 うん、痛かったね 」
『 ‥‥っ、ゆぅ、たぁ 』
神「 あーあ、よしよし痛かったね。
大丈夫だからおいでA 」
腕を広げる神宮寺に抱き着くA。
そのままAの頭を撫でる神宮寺。
まるで保育園児とパパだな。
親子か、ってツッコミたくなるほど、
Aの扱いが上手な神宮寺。
海「 こんな時に言うのもあれなんだけどぉ
‥‥可愛すぎじゃない？ 」
廉「 いや‥‥それな
コイツ風邪引くとこんなんなや‥‥ 」
岸「 そーなんだよなぁ、マジで子供。 」
「 無理‥‥可愛すぎ‥‥ 」
俺らがそんな呑気な会話をしている間に、
神宮寺がAを立たせ、
横になれる場所に移動しようとした時だった。
神「 歩ける？ 」
『 ‥‥‥‥む、り 』
神「 え、ちょっ‥‥！ 」
ドサッ‥‥と俺達の目の前で倒れた。
廉「 っおい！A！！ 」
岸「 Aっ！！ 」
「 とりあえず運ぼう 」
神「 そうだな、海人水買ってきて 」
海「 わかった！ 」
俺は苦しそうにしているAを抱き上げ、
お姫様抱っこをする。
‥‥熱何度あんだよ。
熱すぎだろ‥‥。
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作者名：ねむ
| 作成日時：2020年2月7日 21時
