▽ ページ23
.
山上「いや違うよ？連絡してるのはそういう事目的ってわけじゃないんだけどさ‥‥」
坂本「私らがマスク使って繋がれば？って言ったんだよね〜」
『‥‥利用してんじゃん』ﾎﾞｿｯ
明らかにイライラしてきている西園。
東条は西園を横目に「それ若林知ってんの？」と聞いた。
山上「いや〜知らないんじゃない？」
坂本「だからウケるんでしょ(笑)」
バカにしたかのように笑う坂本と山上に、ついに西園が言った。
『はぁ〜‥‥ブスだねキミ達』
山上「っ、え、なに」
坂本「ど、どうしたの西園さん」
『若林くん利用して楽しんでるんだ』
坂本「別に楽しんでるとか‥‥」
鋭い目付きで睨まれる坂本と山上。
『簡単に言えば若林くんは使えないから、明智と仲の良い私と東条呼び止めて明智の連絡先欲しいだけでしょ？』
山上「いやっ‥‥」
『応援してあげる山上さんの恋。東条から貰えば？明智の連絡先。』
「あげる」を強調して言った西園はそのまま先にその場を去って行ってしまった。
坂本「なにあれ‥‥」
山上「でも応援してくれるって言ったし‥‥」
東条は西園が去って行った先をしばらく見つめ、すぐに坂本達の方を向いて「明智の連絡先あげる」と言った。
山上「え！やった！」
坂本「最初からこっちの方が早い話じゃん！(笑)」
山上「そうだね(笑)」
東条「でも、明智そういうの嫌いだから気を付けて？」
山上「‥‥え？」
東条「そういう女の子が人下す感じのやつ。嫌いだから」
東条がそう言うと、さっきまで嬉しそうにしていた2人は一気に顔を曇らせた。
山上「え‥‥？嫌われるタイプ‥‥？」
東条「さぁ‥‥？」
山上「えー！ヤバイ！」
東条「あー‥‥。
あと、明智の前で蘭のこと言わない方がいいから気を付けて。」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2740人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねむ
| 作成日時：2019年5月12日 14時
