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ある日。
東条と西園が一緒に2年1組の教室の前を通っている時だった。
東条「また遅刻かよ〜」
『今日は普通に寝坊しただけ』
東条「今日はってなんだよ(笑)」
「あ、いた!東条!」
若林の片思い相手、山上の友達坂本が声を掛けてきたのだ。
東条「おぉ!なに?」
坂本「ちょっといいかな?」
『‥‥』
坂本「西園さんも!来て!」
『え‥‥?』
東条と西園は人がいない所に連れてこられた。
そして若林と山上のトークの画面を見せてきたのだ。
東条「なにこれ」
坂本「山上のスマホ使って、私らがあのマスクに連絡してるの(笑)」
東条「‥‥へ」
『‥‥』
スッと目を細める西園。
坂本「それでデートの約束は私らが相談して送ったの(笑)」
山上「ちょっと(笑) 悪い感じに聞こえるじゃ〜ん(笑)」
坂本「うそ〜?(笑)」
東条と西園をチラッと見てクスクス笑う山上と坂本。
東条が「それで?」と聞こうとした時、西園が「あっ」と珍しく大きな声で言い始めた。
『前に明智のこと聞いて来た人?』
坂本「!、覚えててくれたんだ!」
『それで?今度はなに?
若林くんを利用して明智に近づこうとしてるの?』
2人を見下すように聞いた西園。
隣に立つ東条は、西園の様子を伺っていた。
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作者名:ねむ | 作成日時:2019年5月12日 14時