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原田「さ！これで明日から好きなだけ仕事できるわね」
工場長「えぇ？」
原田「でもまぁ‥‥行かなくていいぞお前らぁあ！！」
勢いよく起き上がった原田。
額からは血が流れ、カツラは後ろに飛んで行った。
その場にいた全員が、頭を見る。
原田「あたしはあんた達の担任だから頭下げられる。
でもコイツはあんた達のためになんか頭下げないからな！」
工場長「あ？」
原田「明日体験に行って、ミスして機械壊したりしたらコイツ、お前らと学校の所為にして逃げるから」
なんて原田が言うと工場長は言葉に詰まったような表情をする。
『好きなだけ仕事させてくれるって言ったのに〜‥‥？』
すると西園がさらに追い打ちをかける。
そんな西園に原田はニヤッとした。
原田「そうね〜。あ、でも本当に頭下げてくれるならあたしも明日からコイツらと一緒に工場に通おうかしら！
体験場所は変更してもらってあんたの工場で働こうかなぁ〜。
どんなミスするかわからないけど、あたし達。ね？」
なにも言わない工場長にさらに原田が言う。
原田「仕事教えてね？どんなことでもするから。トイレ掃除でもなんでも。
便器作ったり、便器壊したり。
明日からぁ！」
工場長「明日からは！別に来なくていいよ。別に」
原田「あっそぉ！頭下げられないヘボ上司ってことでいいのね？」
工場長「俺はぁ！自分でやったミスは自分で謝れた方がいいと思うし」
原田「じゃ行かなぁーい！」
この時「クスッ」と誰かが笑った気がした。
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作者名：ねむ
| 作成日時：2019年5月12日 14時
