＃４ ページ2
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原田「‥‥」
里見「今何時ですか？」
田中「えーっと‥‥５時です」
原田「え"？良いの？」
？「良い悪いで言うと‥‥悪いですねぇ」
――――――――――
―――――
――
‐１週間前‐
先生達は職員室で朝礼をしていた。
長井「えーそれでは続いて、今年の２年生の職業体験場所の担当についてですが」
古賀「はぁいっ！！」
一人、無駄に大きな声で返事をする古賀。
原田「なに張り切ってんの‥‥」
田中「去年体験場所の職場で広田先生が彼女つくったあげく、結婚したんです」
広田「あげくってなんだよ。別にいいだろっ」
庄司「僕は養護教諭を体験できればいいなと思っています(微笑み)」
庄司は養護教諭の佐川を見ながらそう言った。
佐川「保健室に来ればいつでもできますよ？」
庄司「本当ですかっ！？！？そうします」
長井「ダメです。」
ズバッと断ち切った長井。
長井「教師が教師を体験してどうするんですか？」
原田「はっ！でも‥‥」
ここで原田が気付いた。
原田「今あたしちょっと教師の職業体験期間中みたいなニュアンスあるじゃない？！
初々しさだだ洩れだし！」
里見「そうなんですか！？」
原田「だからあたしだったら教師の職業体験大ありなんじゃない！？」
長井「なしですぅ」
原田「なしかよ」
鬼のような顔で長井を睨む原田だった。
朝礼の終わり、長井は原田を呼び止めた。
長井「原田先生」
原田「なに」
長井「原田先生のクラスの西園さん。最近また来てないですよね？学校」
原田「あぁ！西園ね。そーなんだけどぉ
今日は来るようにって連絡入れといたから来るわよ？」
長井「西園さんは成績はいいですけど、
サボり癖がついてますからそれだけでは来ないんじゃ」
原田「あの子は呼べば来るからっ。じゃ行ってきまーす」
長井「はぁ‥‥」
長井は大きなため息をついた。
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作者名：ねむ
| 作成日時：2019年5月12日 14時
