俺のスカート、どこ行った？ (ページ10)

今日:14 hit、昨日:54 hit、合計:1,853,561 hit

▽ ページ10

.
明智「おめぇが悪いよ東条。おちょくり過ぎ。
西園も起きろって。」

東条は口を閉じ、西園は渋々体を起こした。

原田「なにあんた。可愛い顔してるわね」

東条「すいません。
東条は中学の時からこんな感じで。西園もいつものことなんで。
‥‥もう終わりにしません？HR。
もうすぐ次の授業始まるし、ほら、先生が待ってますよ。」

教室のドアを見ると次の授業の先生が中の様子を伺うように見ていた。

原田「そうね。この辺にしようかしら。じゃおつかレインボっ」

明智「その前にすいません。一個だけ。」

席を立ちあがり原田を引き止める明智。

明智「なんでこの学校で先生やろうと思ったか、教えてもらえませんか？」

原田「金。以上。HR終わり。」

明智「先生」

そして再び呼び止める。

明智「敬意持てたら呼びますね？せんせっ」

不敵に笑った明智。

原田は無表情なまま教室を出て行った。

牛久保「なんかムカつくなあいつ」

東条「なんなんだよあいつ」

生徒が原田に対して文句を言う。

駒井「つか西園！お前教室に入ってくるタイミング考えろよ！」

牛久保「いやそれ！ビビった！」

『‥‥はぁ？』

川崎「しかも顔見知りだったし！」

今泉「朝ってなに？」

『あー‥‥なんかいろいろあって』

眠そうにそう返事をした西園。

明智「でもお前、イラついてただろ」

小田原「え！？そうなの？」

『‥‥いや？そんなことないよ』

明智「‥‥」

明智と西園はお互い睨み合い目を逸らした。

.