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明智「これぇ。なんのゲーム?」
駒井「ハマグリゲーム」
花沢「#ハマグリゲームで調べてみ?いっぱい出て来るから(笑)」
その場にいた数人がスマホを取り出す調べる。
駒井は「#ハマグリゲーム」の動画を明智に見せると「いいじゃんこれ!」とワクワクした顔で明智は言った。
東条「つか、蘭は?」
川崎「遅刻するって。さっきメール来た」
今泉「またぁ?(笑)大丈夫なの?蘭(笑)」
小田原「大丈夫でしょ(笑)頭いいし(笑)」
牛久保「それな(笑)」
東条は明智の様子をチラッと見た。
だが明智は駒井の「ハマグリゲーム」の動画に真剣のようで気付いていない。
聞こえていないのか、聞き流しているのか。
東条は明智から目を逸らした。
そして生徒達は始業式が行われる体育館に集められた。
校長「ダイバーシティ。本当の意味で多種多様である。いかに自分らしく大人への階段を上って行くことができるのか。自分自身の将来を見据え、意義のある高校生活を送ることを期待しまして始業式の式辞とします。」
校長の長い話に退屈そうに立ったまま話を聞く全校生徒。
広田「えー。校長先生ありがとうございます。
えー!では続いて今学期から赴任される先生をご紹介します。2年3組担任、原田先生。」
司会の先生が呼ぶ。
だがその「原田先生」が登場する気配がない。
広田「原田先生ぇ?え〜ちょっとねぇ!えーあれなんで」
東条「俺らの担任来てないってこと?」
明智「そうなんじゃね?
‥‥なぁ東条」
東条「なに」
明智「あいつは?」
東条「遅刻だってよ」
明智「‥‥あっそ」
ざわざわし始める生徒達。
「原田先生」がいないため、次に進めようとした時だった。
ドンッ‥‥!‥‥ドンッ‥‥!
と、体育館の入口のドアが大きな音をたてていた。
音のする方を見る生徒。
田中「引きでぇす。引きです‥‥‥‥うおぉお!!」
「なに?ここ土足禁止なの?脱がなきゃいけないのかしらコレ。足冷えるんだけど。」
入って来たのはオネェ口調の派手な格好をした、痴漢男を撃退したあの人だった。
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作者名:ねむ | 作成日時:2019年4月24日 20時