俺のスカート、どこ行った？ (ページ25)

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その頃、廊下を歩いていた若林と西園。

若林「今日は遅刻しないんだ」

『んー‥‥早く目覚めちゃって』

若林「そうなんだ」

並んで歩く2人。

すると「若林じゃーん！」と同じクラスの江口達が声を掛けてきた。

江口「おはよー」

「「「おはよー」」」

江口「え、蘭ちゃん？！珍しい！おはよ！」

『おはよ』

若林「‥‥なに？」

鶴ヶ丘「なにってなに？」

山吹「マスクは？マスク。しなくていいの？顔ムカつかれんじゃないの？」

面白がってそんな事を簡単に言う山吹と、それを「ねぇー」と言いながらも笑っている江口達。

西園はそんな江口達4人を見てから若林を見る。

若林「いいよ！別に。損か得かは僕が決めるから。」

山吹「え？蘭ちゃんどういうこと？」

『さぁ？』

先に歩き出した若林の背中を見る西園達。

鶴ヶ丘「ってか蘭ちゃんなんで若林と一緒にいるの？」

『たまたま会った』

江口「大丈夫なの？」

『？、なにが』

山吹「いや‥‥」

波賀「明智とか‥‥ね？」

『‥‥はぁ』

西園はため息をつく。

『私が誰といようがどうでもいいでしょ、明智は』

江口達に背を向け歩き出す西園。

それを見つめる江口達。

江口「んー‥‥そういう意味じゃないんだけどなぁ～」

鶴ヶ丘「変なとこ鈍感だね‥‥」

山吹･波賀「「うん」」

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