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生徒「先生っ！先生大変です！！」
生徒「来てください！」
朝、突然、生徒が慌てた様子で職員室に入って来て長井の腕を掴み引っ張る。
その生徒の慌てた様子に、他の先生も後を追いかける。
来た場所は中庭。
そこにはすでに多くの生徒が。
しかも全員、上を見上げている。
そう、屋上に立つ若林を見ていたのだ。
原田「なんかすごい。学園ドラマみたい」
田中「変なこと言わないでください！」
田中が声を掛ける。
田中「おいっ！お前なにしてるんだ！」
若林は自分にカメラを向ける牛久保と、明智達を見る。
そして‥‥一際目立つ髪色をした西園が廊下の窓からこちらを見ていることに気付いた。
若林「原田、先生をっ‥‥っ、原田先生を辞めさせろっ！！」
大きな声で叫ぶ若林。
長井「あなたっ！落ち着いて何があったの？」
若林はポケットからマスクを取り出し、下へ放り投げた。
若林「原田先生にマスクを取られそうになった‥‥！！」
ざわつく生徒達。
「マスクであんなことする？(笑)」とバカにしている。
東条「なぁ、明智」
明智「大丈夫だってぇ。全部自己責任だし。自分で責任取れば何の問題もない。
あいつはあいつで原田は原田で責任取れば他の奴らにはなんもない。
カメラ止めんなよ」
牛久保「‥‥うん」
不安そうな東条。
東条「でもこれさ、もし失敗して俺らチクられたらやばくない？」
明智「なんで(笑) やばくないでしょ。あいつが勝手にやったことなんだし。
あと、あいつはチクらねぇよ。」
東条「なんでわかんだよ」
明智「ふっ(笑) それは内緒だわ(笑)」
東条「‥‥」
“もしチクったら‥‥西園、どうなるかな”
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作者名：ねむ
| 作成日時：2019年4月24日 20時
