俺のスカート、どこ行った？ (ページ38)

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テスト当日。

トイレから戻った西園。

自分の席に座ろうとした時駒井と牛久保に捕まった。

駒井「ななな！西園！」ｺｿｯ

『なに』

牛久保「東条と明智、最近喋らなくなったんだけどさ」ｺｿｯ

駒井「なんか知らない？」ｺｿｯ

右に牛久保、左に駒井と挟まれた西園は明智と東条を見る。

『‥‥知るわけないでしょ』

牛久保「そー‥‥だよなぁ」

すると教室に入って来た原田と田中。

原田が「グッモーニン」と言うと「グッモーニン」と返す生徒がチラホラ。

駒井「しかも最近原田と仲良い奴も増えたしな」

牛久保「いつの間にか名前も呼ぶようになったしな」

『‥‥』

席につく西園。

他の生徒も自分の席につく。

すると、世界史教師の里見が、ずっといなかった光岡を連れて来たのだ。

駒井「光岡だ‥‥！！」

原田「光岡‥‥？」

光岡を見るなり、「光岡くん！久しぶり！」と声を掛ける者がいた。

田中「光岡、席はあそこだぞ」

自分の席に行こうとする光岡の前に立つ原田。

原田「あんたが光岡？初めましてね。
原田のぶおです。ヨロチクビ！」

『どんな自己紹介だよ』ﾎﾞｿｯ

原田「なんであんた学校来なかったの？」

光岡「弟と妹がいて面倒見なくちゃいけなくて」

原田「あら、大変ね。今日は？テストだから？」

光岡「間に合ったんで‥‥」

原田「そ！じゃあもう大丈夫ね」

光岡「‥‥たぶん」

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