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その瞬間、原田だけでなく全員が父親を睨み付ける。
父「はぁい!俺の勝ち〜。
学校をやめさせる。俺に金を渡す。」
そう言った父親。
だが若林はそんな事聞かずに、リングに上がり明智の顔を自分の制服で拭き取った。
父「きったねぇ‥‥っ!!なんで服の袖で拭いてんの」
東条「‥‥」
『‥‥』
東条もその姿を見て、リングに上がり父親に近寄り睨み付ける。
父「なんだ」
東条「‥‥」
父「どうなってんだよこのクラス‥‥。
なぁ!蘭ちゃん!このクラス頭おかしんじゃない?」
そう蘭に話しかけた父親。
俯いたままの西園を見つめる原田や東条、若林達。
『‥‥確かに担任はちょっと頭がおかしいかもしれない‥‥。』
父「そうだよな〜!」
『でも』
恐ろしく冷たい声が西園から発せられた。
『おじさんほどじゃないかな』
父「はぁあ!?」
原田「‥‥ふっ」ニヤッ
そうハッキリと明智の父親に向かっていった西園に原田が「よく言った」と言わんばかりにニヤッとした。
そして原田はそのまま「はぁーい!引き分けぇ!」と言い、倒れた明智と父親の間に立った。
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作者名:ねむ | 作成日時:2019年5月26日 10時