俺のスカート、どこ行った？＃３ (ページ17)

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Akechi.Side

ある日。

俺が中学校から帰って来て自分の机の上に

“秀一へ”

そう母さんの字で書かれた封筒と、何も書かれていない封筒が置いてあった。

先に“秀一へ”と書かれた封筒の中を見ると、手紙が。

そこには「いつか絶対迎えにくるから」と。

俺が暮らせる新しい環境をちゃんと整えてから迎えに来ると。

そして、新しい住所も一緒に書いてあった。

もう一つの封筒には、大量の１万円札。

俺はそれを持って、母さんの所へ行こうとした。

だけど、振り返った先には‥‥‥父さんがいた。

父さんは俺から手紙を奪い、見る。

そして、どこかへ行こうとするから「ちょっと待って」と引き止めた。

明智「どこ行こうとしてんの」

父「わかるだろ。新しい男作ってんだぜ？勝手に。

あー‥‥そういえば蘭ちゃんの家は有名な化粧品メーカーだったなぁ‥‥。」

明智「っ！、おいやめろよっ！！！蘭は関係ないだろ！！」

蘭は‥‥。

蘭だけはこんなことに巻き込んじゃいけない‥‥っ。

父「俺か。俺がまた悪いのか！」

明智「それは父さんがっ‥‥！」

そして俺はまた殴られる。

何度も、何度も何度も。

俺が倒れても、馬乗りして胸倉掴んで何度も殴られる。

口の中が血の味で気持ち悪い。

痛い。

辛い。

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