【King&Prince】キンプリの最終兵器、純白ちゃん。５ (ページ25)

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REN.N

車に駆け寄る俺。

「迎え頼んでないやろ？」

『ちょっと来てほしいところあんの』

「はぁ？なに」

『えー秘密。‥‥って、あれ。友達と一緒だった？』

運転席の窓に顎載せて茶化すように言ってきたAは俺の後ろに立つ友達2人に気付いた。

‥‥ガチガチになってるやん‥‥。

「まぁそんなとこ。レポート手伝ってた」

『えー廉くん手伝えるのぉー？』

「‥‥お前マジなんなん」

『あ、廉のお友達さん』

友達1･2「「は、はいっ！！」」

『廉かりていいですか？』

友達1･2「「全然いいです！！」」

「おい！！」

『ありがとう！』

「はい、じゃあ廉くん助手席座ってくださいねー」ってやたら子ども扱いするAに腹立ちながら、友達に「またな」と声を掛けて助手席に座る。

あいつら‥‥俺の事全然見ないでAに見惚れてやがった←←

「‥‥なぁー」

『んー？』

しばらく東京の街を走って、俺は窓の外を見ながらAに声を掛けた。

「俺今日‥‥」

『なにー？』

「せやから‥‥その‥‥」

『なーに？』

さすがに自分の誕生日を言うのってはずいわぁ‥‥。

「俺今日誕生日なんやけど」なんて言えないわ←←

窓に反射して映るAの横顔。

真っすぐ前を見る瞳。

見惚れる理由も‥‥わからなくない。

『もーなんだよー。言いなよ』

「今日、何の日かわかる？」

さすがにわかるやろ。

何年同じグループで活動してる思ってん。

でも‥‥期待とは違う答えが返ってきた。

『‥‥なんかあったっけ？』

‥‥‥‥‥‥なんやねんそれ

俺の誕生日すら覚えてないってか‥‥。

じゃあなんで今日迎え来たん。

なんでわざわざ俺のところ来たん。

「‥‥‥‥‥‥なんもないわ」

『？』

なんやねんホンマ‥‥‥‥‥‥ムカつく

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