【King&Prince】キンプリの最終兵器、純白ちゃん。 (ページ5)

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廉の迎えに行って、今は廉の家の前。

隣で熟睡してる廉を起こす。

『れーん。着いたよー』

廉「 ‥‥ん」

そう返事して、薄っすらと目を開ける。

しばらくボーッとしている。

‥‥大丈夫かコイツ。

シートベルトを外して、廉の顔を覗きながら肩を揺する。

『おーい、廉？着いたけど』

廉「 ‥‥んー‥‥ねっむ‥‥ 」

『なら早く部屋入って寝なよ？』

廉「 ‥‥あー‥‥うん」

『え、ねぇ本当に大丈夫？』

デビューしてからありがたいことに仕事の量が増えた。

でもその代わり、休みの時間がない。

廉なんて大学にも行って仕事と学業の両立をしていて

寝る時間なんてほんのちょっと。

だから凄い疲れも溜まってるはず。

廉「 ‥‥大丈夫やない‥‥せやから‥‥ 」

肩を掴んでいた私の服をキュッと掴む廉。

綺麗な茶色の瞳に私が映る。

廉「家まで連れてってや‥‥ 」

『 ‥‥‥‥はぁ』

甘え方が上手すぎる‥‥。

そんな事を思いながら車を駐車場に止めエンジンを切る。

すると車から降りた廉はグッと体を伸ばして欠伸をする。

エントランスを抜け、エレベーターに乗ると

「今日な大学の友達がな」と話をし始めた。

呂律がまわってないし、とても眠そう。

『ほら着いたよ廉。鍵は？』

廉「待って‥‥あった、はい」

『鍵くらい自分で開けれるでしょ』

廉「ええやん、開けて～」

私の背中に抱きつくように寄りかかって

甘えた声を出す廉はまるで子供。

『はぁ』とため息をつきながら、

玄関を開け廉を押し込む。

廉「寄ってかへんの？」

『うん、このまま家帰る』

廉「 ‥‥あっそ」

『もー‥‥なんで拗ねるの』

玄関で膝を抱え顔を埋める。

拗ねてますって言ってるようなもん。

『れーん、れんくーん、れんれーん』

廉「うるさ」

『はいはい、ごめんね？

ちゃんと寝なよ』

わしゃわしゃと頭を撫でる。

え、怒らない！！

いつもなら頭触ろうとするだけで怒るのに！！

まぁいっか

私はそのまま自分の車で家に帰った。

廉「あー‥‥もう最悪や」

廉が顔を赤くしていたとは知らず‥‥。

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