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最後の曲が終わった途端

「 あ!!ちょっと待って!! 」

と紫耀が走って消えてく。


岸くんがそれを追いかけ消えた。



‥‥‥なにしてんだ









廉「 なにやってるん(笑) 」



『 忘れ物? 』



海人「 かな? 」









しかもなかなか帰ってこない。


すると廉が

「最初の三日間終わりましたけどどうでした?」

なんて話を振ってきた。









『 濃い三日間でしたね 』



神宮寺「 たしかに 」



海人「 セットも豪華だし! 」



『 いや本当に凄いね

色んな人にも見に来てもらったし 』



岩橋「 そうだね 」









トラジャの皆も来てたんだよね。


みんなと目合ったら涙出てきそうになったわ。









海人「 そろそろいいんじゃない? 」



廉「 だよね。もうええよな 」



神宮寺「 さて、Aさん 」



『 ?、はい 』



岩橋「 今日は何月何日? 」



『 ?、8月12日 』









すると









「「 Happy Birthday!!!!! 」」



『 っ!? 』









ステージの袖から花束を手にした紫耀と

小さな紙袋を持ってる岸くんが出てきた


私の周りにいた廉も海ちゃんも、

勇太も玄樹もどこに隠し持ってたのか知らないけど

クラッカーをパンッと鳴らした









『 え、 』



岸「 A!20歳の誕生日おめでとう! 」



岩橋「 Aも20代の仲間入りだね 」



廉「 おめでと 」









待って、え?





ファンの子達が「おめでとー!!」とか

「Aちゃーん!!」って言ってる。









神宮寺「 ちょっと皆さん、

一緒に歌ってもらってもいいですかー!! 」



「「「「 イェーイ!! 」」」」



平野「 じゃあいくよ!


せーのっ!! 」









紫耀のその一言で、会場全体から

あの誕生日の時に歌う歌が聞こえて来た瞬間、

堪えてた涙がポロポロと溢れてきた。



歌い終わった時は「おめでとー!!」って

みんな言ってくれて、紫耀が白い花束をくれて、

岸くんが紙袋を渡してきた。









『 なに、これ 』



海人「 開けてみて! 」








廉が「 マイク持っててやるから開けろ 」

って言ってくれて、開けるとそこには

王冠をモチーフにしたキラキラと輝く

ネックレスがあった。









平野「 Aが仕事の時に俺らで選んで買って来た! 」









そこ言葉でもう私の涙腺は爆発した。





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作者名:ねむ | 作成日時:2018年9月24日 21時

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