Episode 9 ページ10
それから一週間、何事も無かったかの様に温泉巡りをしたり人形劇を観に行ったりしたが、それは
また別の機会で。作者も忘れかけてたが、今回のメインはアメリカのサンタモニカなのだ。
「それでは、私達はここで。」
「A、アーサーに何かされそうになったらこれ使って!」
「う、うん・・・あり、がとう?」
「いいのいいの、気にしないで。」
「・・・・・・」
「生き延びろよ、アーサー。向こうで会おうぜ。」
「馴れ馴れしく触んな。」
フライパングルはアーサー&Aと別の飛行機のため、空港を入ってすぐの所で別れた。その
際、エリザがAにステンレス製のフライ返しを渡す。それで守れってことなのかそうなのか。
その光景にドン引きしているアーサーの肩をギルが叩くがすぐさま払い除けられた。
「ところで、貴方はどうするんです?」
「ん?親分?親分はな〜。」
ぎっくり腰がまだ完治してないアダルベルトの代わりに皆を送ったアントンにロディが尋ねた。
「そおやな〜、親父達とよう話しおうて決めるわ。ま、多分日本へ行くことなる思うけど。」
「そうではなくて、今日のこれからの予定ですよ。」
「あ、そっちなん?レポート提出したし、暇やねん。どないしよ?シエスタにはまだ早いし。」
「ならサンタモニカに来て下さい。いくら優秀な人達が揃っているとは言え、まだ学生の私達だけ
では少々不安でして。」
「でも、向こうにはカークランドの叔父さんと叔母はんがおるんやろ?大丈夫なんちゃうん?」
「叔父の方がマグルなんです。叔母の方も、ここ十数年魔法を使ってないので多くの呪文を忘れて
る可能性が否めません。」
「なるほどな。まぁカークランドおるんが気に入らんけど、そういうことならいつでも行ったる
で!」
「ありがとうございます。」
「ローデリヒさ〜ん!そろそろ搭乗時刻ですよ!」
「今行きますよ!それでは、うちに電話して事情を説明したら飛行機を手配して貰えますので。」
「¡Gracias!」
そう言ってロディから手渡されたメモには、エーデルシュタイン家の電話番号が書かれている。実
はカリエド夫妻とエーデルシュタイン夫妻は昔から仲が良く、ロディとアントンもよく一緒に遊ん
でいたのだ。勿論電話番号も知ってるし、ロディの両親がどれだけ太っ腹かも分かっている。
こうして昼過ぎには、アントンを除く全員がロサンゼルスへ出発した。
9人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヘタリア」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Freiheit@Ernst - お久しぶりです~第三弾楽しみにしてますね! (2014年8月17日 0時) (レス) id: 0dd1897602 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ(プロフ) - レリゴー!さん» 最近ヘタリアグッズ少ないですよねー。もちピンズ買いに行こうと思ったらなかったんですよ…。 (2014年8月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 40a6f8a3a7 (このIDを非表示/違反報告)
レリゴー! - 大好きだなんて、そんな・・・恐れ入ります、すみません///最近、アニメイト行ってもヘタリアグッズ少なくて悲しい(涙)なので、ここで発散してるのですが、ぶっちゃけ誰得なんだろこれって思ってました(笑)なのでとても嬉しいです! (2014年8月9日 17時) (レス) id: 9c6a128fd2 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ(プロフ) - はじめまして!カオリと言います。この作品大好きです!ハリポタもヘタリアってもう私得過ぎます!更新頑張って下さいね! (2014年8月7日 15時) (携帯から) (レス) id: 40a6f8a3a7 (このIDを非表示/違反報告)
Freiheit - ギルくんだけでも(○_○)!!て感じなのにイヴァンさんも…だと!?あなたは私の脳をどうする気ですか!?どんどん出してください!!! (2014年7月30日 16時) (レス) id: 0dd1897602 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:レリゴー! | 作成日時:2014年6月20日 17時