Episode 13 ページ14
翌日、アルとマシューの案内でサンタモニカを観光し、帰りにアントンを迎えに行くという予定に
なった。
「最近カラオケが出来たんだ!まずそこに行くんだぞ!」
「Chanterってとこだよ。日本のカラオケは個室があるみたいなんだけど、あそこのはステージで
皆の前で歌うんだ。」
作者はアメリカのカラオケは知らないので、ドラマ"Victorious"のカラオキ・ドーキーをイメージ
している。詳しくは、You tubeで"Give it up"か"Freak the freak out"で検索すれば多分映像が
出てくると思うのでそちらを参照に。あとどうでもいいが、カラオケを英語で言うとキァラオーキ
ーという発音になってしまって最早原型留めてない。日本語の単語を取り入れるのは構わないが、
発音あんまり変えないでほしいと思うのは作者だけだろうか。
「あそこのフレンチフライは最高なんだぞ!」
「お前それが目当てだろ?まだまだガキだな。」
「何だと!」
「はいはい落ち着いて。あそこでしょ?そのカラオケって。」
「あ、そうなんだぞ!早く早く!」
入ると、誰かが歌っているのが聞こえる。マシュー曰く、DJにリクエストすると歌えるのだ、と。
人前で歌うのなんて恥ずかしいから皆遠慮するよな、と高を括ってのんびりしてると歌えず終いに
なってしまうのだとか。
「んじゃ、俺様が最初の一曲を歌ってやるぜ!ケーセセセセ!」
物怖じの"も"の字も知らないギルが早速リクエスト。
「次はこの元気なGerman boyが歌ってくれる"Mein Gott"!Music start!」
DJが意外とテンション高めの進行をしてくれるので客は飽きないらしい。後日知ったが、このDJ、
アメリカでは人気のラジオDJなのだという。
「相変わらず、品の無い声ですね。上手ですけど。」
「ならいいじゃない。にしても、声大きいね。」
「アイツにあんな特技あったなんて・・・ギリィ」
「時々交じってんのドイツ語か?聞いてる奴ら意味分かってねぇんじゃねぇの?」
「盛り上がればそれでいいんだぞ!アーサーは細かいな!」
「んだとテメ!細かくて悪いか!?」
「け、喧嘩はやめようよ二人とも・・・」
マシューの声はギルの歌声にかき消されて届かない。当のギルはノリノリで歌っている。実に気持
ち良さそうだ。
「Beobachten. Sie es bitte, Fritz Vater!」
最後の後奏が終わると、
「Danke!」
と綺麗に締めくくり拍手喝采。手を振りながら席に戻った。
9人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヘタリア」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Freiheit@Ernst - お久しぶりです~第三弾楽しみにしてますね! (2014年8月17日 0時) (レス) id: 0dd1897602 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ(プロフ) - レリゴー!さん» 最近ヘタリアグッズ少ないですよねー。もちピンズ買いに行こうと思ったらなかったんですよ…。 (2014年8月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 40a6f8a3a7 (このIDを非表示/違反報告)
レリゴー! - 大好きだなんて、そんな・・・恐れ入ります、すみません///最近、アニメイト行ってもヘタリアグッズ少なくて悲しい(涙)なので、ここで発散してるのですが、ぶっちゃけ誰得なんだろこれって思ってました(笑)なのでとても嬉しいです! (2014年8月9日 17時) (レス) id: 9c6a128fd2 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ(プロフ) - はじめまして!カオリと言います。この作品大好きです!ハリポタもヘタリアってもう私得過ぎます!更新頑張って下さいね! (2014年8月7日 15時) (携帯から) (レス) id: 40a6f8a3a7 (このIDを非表示/違反報告)
Freiheit - ギルくんだけでも(○_○)!!て感じなのにイヴァンさんも…だと!?あなたは私の脳をどうする気ですか!?どんどん出してください!!! (2014年7月30日 16時) (レス) id: 0dd1897602 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:レリゴー! | 作成日時:2014年6月20日 17時