Episode 12 ページ13
さて、アメリカの料理と言えばまず何か。
やはり色だろう。
そして量。
「さ、たんとお食べ。」
それはジョーンズ家でも例外ではなかった。
大き目のテーブルには、マシューの好物であるシーフードグラタン(山盛りでチーズたっぷり)、ド
レッシングが大量にかかっているサラダ(スーパーで買ってきた袋を開けて盛り付けただけ)、巨大
な手作りフォッカチャ(イタリアの薄いパン)、デザートのドーナツとアイス(どちらも蛍光色)など
が所狭しと並んでいる。
「・・・不味くはねぇが・・・・・・」
「とても、胃にもたれますね・・・」
「うん・・・私もういいかも。」
「少食だねエリザ。私もうちょっと頑張ってみよ・・・うと思ったけど、うん、無理。」
フライパングル+Aは早くも胃もたれを起こしていてしんどそうだ。マシューはアルの双子の
弟なのだが、訳あってカナダ育ちである。故に、アメリカ料理には慣れてない。しかし折角実の母
が作ってくれた料理を残すわけにはいかないとばかりに頑張って食べている。非常に涙ぐましくて
作者のハンカチは心の汗でぐしょぐしょだ。
「やっぱ叔母さんの料理は美味いな!」
「マミー、アップルパイはまだ?」
「皆が食べ終わってからね。」
「プハー!今夜はビールが美味いな!」
ジョーンズ一家とアーサーはとても美味しそうに食べている。ていうかまだ食うのか。アップルパ
イの焼けるシナモンシュガーのいい匂いがリビングに漂う。
「おいお前等。もういいのか?少食だな〜。」
「お、おう・・・機内食食い過ぎたから、な。」
「勿体ねぇな。んじゃ、これ貰うぞ。」
「おぉいいぜ。」
アーサーがギルの皿に残っていたドーナツ(ショッキングピンク)を食べる。信じられないという目
で見るギルベルト。
「さぁ、パイが焼けたわよ!」
ヘレンが焼きたてのアップルパイを持って来た。これまたビッグサイズだが色は普通だ。皆安心し
て一切れずつ皿に取って食べた。
が。
「甘っ!!」
流石にアーサーも叫んだ。歯磨きしないで寝たら翌朝には全ての歯が虫歯でボロボロになるのでは
と思うくらい甘い。Aとロディが噎せてしまっている。
「ヘレンの料理はどれも美味いな〜。」
しかし、こんなことを言いながらパイをぱくついているアレックスは似非美食家だと確信した一同
を横目に、こっそりアップルを除けてパイを食べるマシューは賢明だ。アル?彼はさっきから普通
に食べている。アルフレッド恐ろしい子!
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Freiheit@Ernst - お久しぶりです~第三弾楽しみにしてますね! (2014年8月17日 0時) (レス) id: 0dd1897602 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ(プロフ) - レリゴー!さん» 最近ヘタリアグッズ少ないですよねー。もちピンズ買いに行こうと思ったらなかったんですよ…。 (2014年8月9日 19時) (携帯から) (レス) id: 40a6f8a3a7 (このIDを非表示/違反報告)
レリゴー! - 大好きだなんて、そんな・・・恐れ入ります、すみません///最近、アニメイト行ってもヘタリアグッズ少なくて悲しい(涙)なので、ここで発散してるのですが、ぶっちゃけ誰得なんだろこれって思ってました(笑)なのでとても嬉しいです! (2014年8月9日 17時) (レス) id: 9c6a128fd2 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ(プロフ) - はじめまして!カオリと言います。この作品大好きです!ハリポタもヘタリアってもう私得過ぎます!更新頑張って下さいね! (2014年8月7日 15時) (携帯から) (レス) id: 40a6f8a3a7 (このIDを非表示/違反報告)
Freiheit - ギルくんだけでも(○_○)!!て感じなのにイヴァンさんも…だと!?あなたは私の脳をどうする気ですか!?どんどん出してください!!! (2014年7月30日 16時) (レス) id: 0dd1897602 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レリゴー! | 作成日時:2014年6月20日 17時