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ドサ
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軽快な音が聞こえ、
背中には
少し硬い保健室のﾍﾞｯﾄの感触が伝う。
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「・・カズ・・にぃ？」
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そう呟いた私の声が
響いて
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真上に見るカズにぃの表情が
複雑そうで
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カズにぃから目が離せない。
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「・・カズにぃ・・、ﾊﾙｶのとこ行かなくていいの？」
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自分の声が震えているのが分かる。
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心臓がうるさいのも分かる。
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けど
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カズにぃが何を考えているのかは、分からない。
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私の顔の横に突かれたカズにぃの手が
ｷｭっと拳になるのをｼｰﾂの動きで感じ取れる。
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和也「・・・ムカつくんだよ。」
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不意に
吐き出した言葉は
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やっぱり分からなくて
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頭が良くない私には
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"ああ、そう思われていたんだな"
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としか、解釈できなくて
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胸がズキと音を立てた。
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ラッキーアイテム
革ベルト
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作成日時：2012年3月24日 9時
